診療科DEPARTMENT

消化器外来

消化器外来とは

胃や腸、肝臓やすい臓など消化器疾患の診療を行います。
消化器疾患は腹痛、吐血、下血、嘔吐、黄疸など症状が多岐にわたり、また、無症状のものもあるため消化器症状としての自覚がなく、見逃されることも多い疾患です。
「少しでも気になる症状がある」、「健診で引っかかってしまった」など、お気軽に相談ください。

担当医

内科部長(消化器科担当)兼 健診センター総括

朝川 英範
(あさかわ つねのり)

略歴

  • 平成13年 関西医科大学医学部卒業
  • 平成15年 大阪府済生会中津病院 内科
  • 平成16年 松波総合病院 内科
  • 平成22年 さくら総合病院 内科
  • 平成23年 松波総合病院 内科医長
  • 平成26年 守山いつき病院 内科
  • 平成28年 伊藤整形・内科 あいちスポーツ・人工関節クリニック 内科副部長(消化器科担当)兼健診センター総括

学会認定専門医など

  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本消化器内視鏡学会 会員
  • 日本糖尿病学会 会員
  • 日本MDAT隊員登録

代表的検査

胃カメラ検査

胃カメラ検査とは、口・鼻から内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を観察する検査です。

全医会グループの特徴

全医会グループの内視鏡は最新のもの(オリンパス社 EVIS LUCERA ELITE CV-290)を用いており、小さな病変を発見するために「ハイビジョン技術」や「拡大機能」、「NBI(狭帯域光観察)」の機能が導入されています。これにより従来の胃カメラでは発見しにくかった小さな病変を発見することが可能になり、早期発見・早期治療につながっています。

経鼻内視鏡(胃カメラ)検査について

全医会グループの胃カメラの太さは約5mmで鉛筆より細いためスムーズに挿入でき、従来の物に比べ、不快感や吐き気などが少なく安楽に検査を受けて頂けます。

メリット

  • カメラの経が細いため、痛み、不快感や吐き気などを軽減できます。
  • 検査中に会話ができます。

デメリット

  • 鼻の疾患がある方は鼻粘膜が傷つく恐れがあります。
  • 内視鏡治療は出来ず、検査のみになります。

※全医会グループでは基本的に鼻からの挿入で検査することをお勧めしておりますが、鼻からの挿入が困難な方や、口からの検査を希望される患者様には、口からの挿入で検査させて頂いております。

胃カメラでわかる病気について

食道・胃・十二指腸を直接観察することができるので、色調や微妙な凹凸の変化がわかり、潰瘍・炎症・ポリープ・腫瘍(癌)などの診断が可能です。

胃カメラ前に注意していただくこと

食事:前日の21:00までに夕食は済ませてください。21:00以降は絶食になります。ただし、お水・白湯は検査の2時間前まで飲んで頂いても構いません。

薬:血液を固まりにくくする薬を服用されている方は事前にお申し出ください。

アレルギー:麻酔アレルギーのある方は事前にお申し出ください。

胃カメラ後に注意していただくこと

麻酔が切れるまで飲食不可になります。そのため検査後15分は水分、食べ物は控えて下さい。

※検査中に組織をとられた方は検査後30~40分は食べ物を控えてください。
お水は検査後15分たちましたらとって頂いても構いません。

合併症について

全医会グループでは検査の際、鼻や喉に麻酔をかけさせて頂きます。
麻酔の副作用として吐き気や気分不良を伴うことや、極まれにアレルギーショック、虚血性心疾患などが起きる可能性があります。
また、内視鏡検査の合併症として、極まれに出血や穿孔が起きる可能性があります。
合併症が起こった時に備え、迅速に適切な処置を行える体制をとらせていただいております。

ヘリコバクター・ピロリ菌について

ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると、胃粘膜表層に炎症を起こします。胃炎によって、粘膜はだんだん萎縮していき、炎症が長い期間持続することにより、潰瘍や胃がんが発症すると考えられています。このため、除菌はこれらの予防に大きな効果があると言われています。

全医会グループでは胃カメラの検査中に組織を採取し、ピロリ菌の検査(ウレアーゼ試験)を行うことができます。検査結果は一時間以内に判明する為、陽性の方は検査当日に除菌を開始することができます。除菌治療は保険適応で行い、1週間内服をすることで除菌ができます。90%以上の方が除菌できるとされています。

大腸内視鏡検査について

大腸内視鏡検査は内視鏡を肛門から挿入して大腸を観察する検査です。
ポリープや炎症性疾患、腫瘍の早期発見には最も有効な検査と言えます。
病気を診断して適切な治療方針を立てることが目的です。

大腸内視鏡でわかる病気について

大腸を直接観察することができるので、色調や微妙な凹凸の変化がわかり、炎症・ポリープ・腫瘍(癌)などの診断が可能です。

検査の流れ

1.検査前日

就寝前に下剤を服用します。

2.検査当日(午前)

朝よりご自宅で腸管洗浄液(ニフレック 2L)といわれる下剤を、1回に180mlずつ15~20分ごとに飲み、便が透明になるまで飲みます。普通は2Lで便が透明になります、検査前に必要なら浣腸で洗腸を追加します。

3.検査当日(午後)

14:00より検査を行います。検査時間は15~30分になります。

4.検査終了後

検査時、観察のため腸管内に空気を入れるため、検査終了後は少しお腹が張った感じがしますがガス(おなら)が出れば改善します。食事は普通にとっていただいて結構です。

検査の注意点
  • 心疾患・緑内障・前立腺肥大症・アレルギー体質の方。
  • 人工透析中の方。
  • 腹部の手術をされている方

上記の方は事前にお申し出ください

健診のご案内

全医会グループでは併設の健診センターにて、脳ドックや心臓ドックなどの各種健診も承っております。

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