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股関節が痛い

股関節痛の原因

股関節の痛みは歩くことをはじめ、立ち座りといった動作に大きな影響を与えます。
股関節の痛みを引き起こす代表的な疾患としては「変形性股関節症」が挙げられます。加齢や先天的な股関節の問題から、徐々に股関節が変形・変性して行き痛みを引き起こします。

変形性股関節症の症状

多くは、立ち上がる際や歩き始めに脚の付け根に痛みを感じることから始まります。
進行に従って徐々に股関節の動きが悪くなり、股関節を曲げることできなくなってくるため、靴下を履いたり足の爪を切るのが難しくなってきます。階段の昇り降りや、長い時間立っているのが辛くなり、ガニ股になってしまう場合もあります。

変形性股関節症の検査・診断

股関節の痛み、変形性股関節症が疑われる場合には、まず画像検査を行います。
多くは通常のレントゲンで診断が可能ですが、より詳細に骨の状態を確認するためにMRIやCTといった検査を行うこともあります。

変形性股関節症の治療

保存療法(手術以外の治療)

変形が軽度な場合は、内服やリハビリを行います。 残念ながら変形した股関節を治すような薬はありませんので、痛み止めを内服することで症状を抑えます。 リハビリではストレッチや筋力トレーニングにより、低下した柔軟性を改善したり、筋力を鍛えて股関節にかかる負担を減らすことを行います。

手術療法

進行した変形性股関節症に対しては手術療法が行われることもあります。
進行状況や年齢等に応じて、「骨切り術」と呼ばれる骨を削ることで変形した股関節を矯正する手術と、「人工関節置換術(THA)」と呼ばれる股関節を丸ごと取り替える手術が選択されます。

変形性股関節症の予防

関節は消耗品ですので、日常生活での股関節への負担を軽減し、変形が進行しないようにすることが大切です。肥満傾向の患者さんであれば、体重を減らすことも股関節の保護に効果があると言われています。